業績管理は、部門別に行うことで、課題が明確になります。部門別業績管理は、決して難しくありません。部署や部門といった名称にとらわれず、例えば商品群別や営業担当者別、営業エリア・地域別、得意先別など、社長自身が知りたい「小さな単位」に分けてみましょう。
部門別に業績を見ると、「何が自社の収益に貢献しているのか。何が損失を出しているのか」について社長の感覚ではなく、数値で客観的に把握することができます。月次決算と伴わせて、部門別で業績を把握し、利益率コスト、採算性が明らかになれば、業績向上のための対策がそれだけ適確になります。また、従業員に利益やコストへの意識、目標達成への責任感が生まれます。